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2009年02月16日

昭和のスタンド






写真は

足踏みミシンの手元を照らすために
ミシン台に取り付けてある電気スタンドです



今風に言えば、ライトですが

ライトという
そんなハイカラな形容で浮かんでくる
それとは
イメージがまるで違う


古い刑事ドラマで取調べ中に、
無理やり犯人の顔を照らすアレみたいな形

もしくは

まるで街燈の裸電球ののような形をした




電気スタンドというより

やはりなにか

電灯と呼ぶほうがしっくりきそうな



電気スタンド

です




元々はミシン台には
電気スタンドは付いてなかったのを

当店、靴職人が
手元を照らそうと、別に電気スタンドを買ってきて
釘で打ちつけ、40年程前に設置したそうです



以前
骨董マニアが

この電気スタンドのを譲ってくれ、
と言ってきた事もあるそうですが

  
まあ、価値があるのかどうなのかは不明ですが

その灯りは確かに

ノスタルジックに昭和の30年代を彷彿させてくれます






  

Posted by わらじ at 19:28Comments(3)工具類の話

2009年01月23日

皮切り包丁


写真が

靴やバッグの修理、製作に使う包丁です

当店には数えてみると
12本の包丁がありました





これで
革やリフト板、型紙、時々指先など
いろんな物を切ります


靴やバッグの修理には
ほとんどと言っていい程使用し

使用頻度が高い分

すぐに切れ味が落ち

切れ味が落ちると
修理は

キレイに出来なかったり、
イライラ、キィーッとなったり、と

仕事がサバケなくなるので



3日に一度は
ほとんどの包丁を

砥石で研ぎ

よく切れるようにしておかないといけません




手入れが大変ですが

靴やバッグの修理、製造には

包丁は絶対に欠かせない物なのです☆

                         



  

Posted by わらじ at 20:21Comments(0)工具類の話

2008年12月13日

ミシンとコウモリがさの出会いのように?

今回はミシンの事です

ミシンの事を書くにあたって、まずは家にあった辞典をひいてみました☆


ミシン…
冷水域にすむ回遊性の海水魚。
体調約30センチ。
体背面は青黒色、腹面は銀白色。春、沿岸に来遊し産卵。
塩蔵品、燻製などに加工。卵は「数の子」にする。(講談社「日本語大辞典」より抜粋)



だそうです


なんか僕の思っているミシンとは、
少し違うようなので
辞典の事は無視して
僕の知っているミシンの事を書きます





当店で使っているミシンは

工業用(製靴用)で、
洋服などを縫う普通のミシンより力が強く
厚い皮でも縫うことが出来ます


写真はロングブーツのファスナーを縫って取り付けてるところです


写真のようなファスナーの縫いつけ、
靴やバッグのほつれ縫い、
靴製造時に甲皮を縫う時等

直線で縫える所は
ほとんどこのミシンで縫いつけます



やはりこのミシンも年代物(60年以上前の代物)で、
以前紹介したグラインダーと
共に
修理にはかかせないものです





ところで
今回は
ネタ的にもお笑い的にも厳しいので

同級生友人(女性)に
何かミシンについて
面白い、もしくは、いいエピソードはないですか?
と問うた所
友人はちょっと考えて

「いい話はないけど、痛い話ならあるよ」

と、うれしそうに言いました・・・


・・・やはり

皆さんの御想像通り

ミシンで
手を
あれする話でした・・・(>_<)
(とても痛い話でしたので割愛します(T^T))


皆さん
注意しながらミシンは使いましょうね(>_<)  

Posted by わらじ at 17:17Comments(5)工具類の話

2008年11月28日

ブーツ型入れ機の巻

そういえば、

しっかり存在を忘れてて

一昨日はブログに載せそびれましたが、

ブーツを伸ばす型入れ機もあります
にっこり




写真のように

ブーツをセットして、ハンドルを廻せば、
ブーツの太ももの部分を伸ばす事が出来ます(^-^)

小さくてキツかったブーツや、去年までは履けていたのに、不思議な事に何故か今年は太ももが入らない、裏切り者的ブーツをお持ちでしたら、是非お持ち下さい、かなり伸びますよ(^-^)
  

Posted by わらじ at 19:54Comments(2)工具類の話

2008年11月26日

型入れ(型入れ機の巻)

昔から靴屋を営んでいるお店では、靴を伸ばす事を「型入れ」といいます。

靴に、少し大きめの木型を入れて伸ばす事から「型入れ」と呼ばれているようです。

今回は木型より簡単(^^)「型入れ機」の使い方ー☆


まず靴を、写真のようにセットして

上部のレバーを廻すと、靴の横幅が伸ばせます。

あまり伸ばしすぎると革がやぶれるので(こわいねこわいね)、気をつけつけて廻します


後ろのレバーを廻すと、靴の縦の長さが伸ばせます。

あまり伸ばしすぎると革がやぶれるので(こわいねこわいねこわいね)、気をつけつけて廻します




はい、ビビリは放置して、そのまま2時間程入れておけば、出来上がりです。


革の場合は、放っておくと形が元に戻るので、2時間程は入れたままが良いのです
にっこり

この型入れ機は、軽く靴が痛い時等に伸ばす程度のモノで、本格的に靴を伸ばす時は、当店では足の大きさを測り、下の写真のような木型を使って伸ばしています



足に合わない靴をお持ちでしたら是非ご相談下さい(^^)










型入れ、木型編はそのうちまた、たぶん、やります・・・たぶん・・・


  

Posted by わらじ at 18:14Comments(0)工具類の話

2008年11月10日

ミシン(手回し式八方ミシン)


写真にように、当店靴職人が靴の甲を縫っているミシン、これが「八方ミシン」です。

八方ミシンは押さえの向きを変える事で360度、縦横斜め前後左右前後ろ(あっ、前後ろは2度言ってるピッピ)、色んな方向に縫うことができるミシンです。


当店にあるのは手回し式八方ミシンで、本体右部分に付いているハンドルを、手で回して縫っていきます。

アームの部分が特別細く出来ているので、普通のミシンでは入らない靴の甲の部分や小さいバッグ等を縫うことができます。


当店が福岡の製靴店から貰いうけて5〜6年、製造されて50年以上(うちの工具って年代物ばっかりですねえーっと…)という代物、しかし今も充分に活躍していますにっこり  

Posted by わらじ at 21:01Comments(4)工具類の話

2008年10月26日

金板(かなばん)

土台から25センチほどの靴型が伸びている。
写真のこれが金板ですにっこり
靴の修理の時はほぼ毎回この金板を使いますハイヒール



靴型は鉄製です。やはりもう50年以上使っていますしずく
土台は木製で、頑丈な造りです。こうして見ると年季入ってますねピッピ重さは7、8キロぐらいあります

写真のように靴型に靴を被せ、カカトを叩く時、ポンドを塗る時など色々と使います


以前、二代目が学校で修理の実演を頼まれた時も、物産展などで修理の実演をした時も、なにはともあれ、この金板とハンマーだけは持って行きました。
金板は靴の修理には無くてはならないものなのですチョキ  

Posted by わらじ at 22:46Comments(3)工具類の話

2008年10月22日

靴用ハンマー

写真の右に映ってるのが、底付け用ハンマーで、左の小さいのが甲皮用ハンマーです。底付け用は底の修理や製作する時に使います。左の小さなハンマーは靴のアッパー(甲皮)を製作する時に用います。




使用方法は主に、手に持って、振り下ろす、です。

私の知らない使い方投げて獲物を狩る、水脈探しのダウジングに用いる、糸に結んで屋根から垂らしておくと来年は豊作だ、等々)をされる方も、その専門分野ではあるのかもしれませんが、私の知ってる一般のハンマーの使用方法と、靴用ハンマーの使用方法は同じで、手に持って振り下ろすです。



・・・・はい、そんな事はどうでもいいですね、すいませんピッピ


このハンマーは、うちの二代目が修行時代からあるらしく、柄を換えながらもう50年程使っている年代ものですびっくり



だいたいいつも椅子の右斜め後ろに転がっ・・・・・・置いてあります。
これにはちゃんと、修理をする時、最も取りやすい場所に常に置いておくという、立派な理由があるからです。
決して修理終わって投げやってる訳ではないですよ。


多分えーっと…  

Posted by わらじ at 21:01Comments(4)工具類の話

2008年10月19日

グラインダー

修理場の正面に、当店で45年ほど使っているグラインダーが設置してあります。
靴の底の周りをヤスリで削ったり、ブラシにして磨く時などに使います
当時で30万ほどしたそうで、今なら100万ぐらいしてるかもしれませんガーン
これがあるおかげで、無い頃に比べて、修理が早くキレイにできるようなったそうですにっこり



ヤスリで削ったり

ブラシで磨いたりできますグッ  

Posted by わらじ at 20:45Comments(6)工具類の話